チェアコンシェルジュサービス有料化に向けたご案内

INTERVIEW

2020.09.07

Growth story 2011-2021

日本最大級のワークチェアの専門店が、赤坂に誕生 [1/4]

今や1ヶ月半予約が取れない店舗となったWORKAHOLIC。
今年12月に“10周年“を迎えることを記念して、誕生から現在までを、運営会社であるEviro取締役社長の大矢 泰一と10年間二人三脚で、ワーカホリックを成長させてきた、ブランディングパートナーであるundrop代表の澤 曙憙誕が対談形式で語り尽くします。

・ Speaker 〈話し手〉

大矢 泰一

Eviro株式会社取締役社長

澤 曙憙誕

株式会社アンドロップ CEO/
ブランディングディレクター

・ History 〈ワーカホリック年表〉

大矢

おかげさまで、今年の12月でWORKAHOLICは10周年を迎えます。 長いようであっとういう間の10年でした。

今年は、WORKAHOLIC事業を分社化。
Eviro(エヴァイロ)株式会社を設立し、さらにこれから新しい事業のリリースも控えています。
いい機会なので、WORKAHOLICの10年間をビジネスパートナーである澤さんと振り返りたいと思い、この対談を企画しました。

最初に、WORKAHOLIC誕生のきっかけや経緯について、改めてこの10年間二人三脚で一緒にやってきた、パートナーである澤さんからお話いただけますか。

2010年頃って、SOHO(スモールオフィス・ホームオフィスの略)という言葉がもてはやされて、オフィックス(当時の運営会社/Eviroの親会社)でもワークチェアをネットで売り始めて、これは売れるね、っていうタイミングだったと思うんですよ。

でも、メーカーのショールームはB to Bがメインで、一般の方は入りにくいし、いろんなメーカーの椅子を座り比べることもできない。

そういう背景から、オフィックスがやるべきことは、一般の方が入りやすくて、メーカーの垣根を越えた多くの種類のワークチェアを座り比べできるB to Cをメインターゲットにしたお店ではないかということになりました。

大矢

そうでしたね。

でも、オフィス家具業界と喧嘩をするわけではなくて「共存を目指しましょう」 という気持ちでした。
メーカーの皆さんはB to Bを。 我々はB to Cを頑張ります。 という位置付けでスタートしました。

なので、B to B向けのショールームでは、絶対につけないような名前にしたかったんです...

WORKAHOLICには“仕事中毒”という意味があり、通常はマイナスの意味だと思うんでが、「仕事中毒になるくらい楽しい、ワークスペースを提供します」 という思いを込められており、最初提案を受けた時は驚きましたが、今ではこの名前以外考えられないです。(笑)

外観 (2011年赤坂店)

店舗デザインも、当時、オフィス家具のショールームに多かった、白を基調にしたシンプルな空間に家具が整然と並んだスタイルではなく、スケルトン状態を極力活かした、インダストリアルで遊び心のあるデザインにしました。

また、チェアだけでなく、デイトレーダーやミュージシャン、漫画家、医者などワークチェアの需要が高そうな職業別に、デスク、照明、小物などでスタイリングし、ワークスペースとしての見せ方を大切にしましたね。

大矢

オフィス家具メーカーさんはもちろん家具やインテリアの小売店とか、いろんな方が視察に来られましたよね。

フルスケルトンで、荒々しさをそのまま残したああいうお店が本当になくて。あと当時、ワークチェアって家に置くものじゃない、格好良くない、そういった固定観念が世の中にあったと思うんですけど、シーンで見せることで、「自宅にもはまるんだ」ってイメージしてもらうことができたと思うんです。

セレクトショップのように楽しめて、ワークチェアのあるシーンをイメージできて、各メーカーの製品に対してチェアコンシェルジュから中立的な説明を受けられるB to Cの店...このようなスタイルでWORKAHOLICはスタートしたんです。

エントランス (2011年赤坂店)

今でこそ、チェアコンシェルジュは、WORKAHOLICの店舗サービスにおける中心で、接客スタイルが出来上がっていますが、オープン当初は日々試行錯誤しながら改善を繰り返していた印象です。

サービスの向上にかける熱量は今もそうですが、本当にすごいですよね...(笑)

大矢

今もチェアコンシェルジュサービスは、もっともっと良くなると信じているので...。

当時は、入社して間もない頃で、WORKAHOLICのオープンに向けた準備をしながら、販売するワークチェアのことはもちろん、「チェアコンシェルジュ」に必要な知識や情報をインプットする毎日でした。

左 : 当時の大矢 (2011年赤坂店)

ところで、オープン時、何脚のワークチェアを揃えましたっけ?
日本最大級と謳っていましたよね。

大矢

確か、15メーカー、50~60脚くらいだったかと。

となると、それだけの多くの椅子の機能や特長、操作方法を覚えるのは大変だったんじゃないですか?

大矢

それぞれのワークチェアはもちろん違いますけど、基本的な構造はだいたい共通しているので、椅子に触れることで自然と覚えていきました。
また、メーカーの想いや製品の開発ストーリー、素材やカラーの種類はカタログやWebサイトなどで勉強しました。

でも、それらの情報はお客様も自分で調べられたりするので、わたしたちは、チェアコンシェルジュだからこそ発信できる情報や視点というのを大切にしました。

毎日、ワークチェアのことばかり考え、触れているうちに、チェアコンシェルジュという名に恥じないレベルにはなったのかな、と思います。

デイトレーダーを想定したスタイリング (2011年赤坂店)

WORKAHOLICがオープンした10年前と今ではお客様のワークチェアに関する意識は違いますか?

今はお客様も予約をされて来店されるので、期待値も高いんじゃないですか?

大矢

オープン当初から数年は、セレクトショップのように入りやすかったり、座り比べできる楽しさを打ち出したこともあって、あまり接客されたくないというお客様が多かったですね。

アパレルショップで、自分でじっくり選びたいから声を掛けられないように店員さんと目を合わせないみたいな。(笑)

普通はそうですよね。
ちょっとここは特殊ですね、接客目当てで来店されるというのは。

大矢

はい。
今は、ご予約をいただき、「自分はこういう身体の悩みがあって…」っていうお客様ばかりなので、そのためにお待ちいただき、ご来店いただいているような状況ですから。

様々なシーンを想定した空間 (2011年赤坂店)

結局、赤坂では何年間の営業でしたっけ?

大矢

約5年ですね。

オープン当初と比べ5年目を迎えた頃、お客様の印象はどう変わりましたか?

また、最初の頃は自分で見て選んで、という感じの人が多かったようですが、チェアコンシェルジュに接客してもらうことへのニーズはどのように変わりましたか?

大矢

来店されるお客様の数、実際に購入される方の数が伸びていくにつれて、腰痛や肩こりといった悩みを改善するためにご来店されるお客様が増えていきました。

そのようなお客様に対して、チェアコンシェルジュとしてコミュニケーションを取り、お客様の中にある悩みなどを引き出しながら、一緒に解決していくようになりましたね。

購入を決めたチェアと撮影できる、フォトスポット (2011年赤坂店)

チェアコンシェルジュとしての接客の時間や回数が増えたのは、赤坂での最後の1年くらいからですか?

大矢

そうですね。最初は椅子の説明が中心だったんですけど、途中からお客様とのコミュニケーションが増えていきました。

お悩みやご要望を共有して、解決のために同じ方向を見て、「どの椅子を選びましょうか」というふうに、接客のスタイルは変わっていきましたね。

赤坂では、お客様と一緒に成長しながら、現在のチェアコンシェルジュのベースができた感じですね。
有難うございました。

次回は、虎ノ門に移転したお話を伺っていきます。

02へつづく

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